「ライフ」という映画は、ベン・スティラー が監督・主演の「LIFE!」という”人生の旅”みたいな映画もありますが、今回、紹介するのは、地球外生命体と闘う宇宙飛行士の話しです。
面白いか?と聞かれると、まぁまぁ・・かな。
まず、タイトルなんだけど、「LIFE(ライフ)」というのは”生命体”のこと。
一言で言えば、「火星からやってきたエイリアン」です。
で、その「エイリアン」に設定もストーリーもそっくりなんですよね。
宇宙船の中に進入してきた”生命体「カルビン」”。
最初は小さいのに、乗組員を襲いつつ大きく、凶暴になっていく・・・、設定は全く同じ。
では、違いは何か?
決定的に違うのは、作品が作られた時期ですね。
映像技術のおかげでリアリティが全然違う。
本物のISSでロケをやったのではないか?というぐらいのリアリティのある宇宙空間です。
しかし、設定の懲り方、エイリアンの成長の仕方、襲い方、さらに、乗組員にとんでもないヤツがいて、大どんでん返し発生など、「エイリアン」の方は、設定やストーリーが凝りに凝っているのに比べ、「ライフ」の方は、単純に闘うだけで、背景やどんでん返しなどがない・・まぁ、単純だから楽しめるというところもありますかね。
という事で、個人的には「エイリアン」の方が上!と思うのですが、それでも、「ライフ」はまぁまぁ面白いです。
それは、繰り返しになりますが、映像の素晴らしさです。
リアリティのある宇宙空間と言えば、「ゼロ・グラビティ」ですが、これを彷彿させる映像に仕上がっていると思います。
それでも、ここでもう一押し!
「ライフ」を楽しむなら、ぜひ「エイリアン」も見てください。
生命体の成長の仕方も全然違います。
「カルビン」の場合。
単細胞 ⇒ 細胞が増える ⇒ 大きくなる
ですが、「エイリアン」の場合
卵⇒ フェイス・ハガー ⇒ 幼虫(人の腹の中で育つ) ⇒ 成虫が腹を破って出てくる ⇒ 脱皮を繰り返して成長 ⇒ エイリアン
とまぁ、凝りに凝った展開。
さらに、元々の卵を産む 「エイリアン・クィーン」まで登場するんですから、相当凝ってますよね。
もっと驚いたのが、乗組員の中に裏切り物がいて、エイリアン登場には、大きな陰謀があった・・・という、これまた驚きの展開!
「ライフ」には、こういうのは一切ないです。
繰り返しますが、「ライフ」もそれなりに面白いです。
でも、やっぱり、これを見るなら「エイリアン」を見て欲しいな。
多少映像が古くても、絶対に面白いですよ。
「エイリアン」は当時のキャッチ・コピーもカッコよかったなぁ。
”宇宙では、あなたの悲鳴は誰にも聞こえない”・・・んー!
いいねぇ。シブイねぇ。