コロナ禍の影響でリバイバルの映画が映画館で見られるのは個人的に嬉しい!
既に見た作品が多いんですけどね・・・。
その中にあって、見たかったけど見逃していたのが、今回の「ゲド戦記」
なぜ見逃したか?
これ、ジブリの中にあっては、相当評判が悪いんですよね。
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評判の悪さは「難解」なところ
”「ゲド戦記」は難解”、”意味が判らない”という評判は聞いていたので、”ならば”とある程度の予習をしてからの観戦だった。
おかげさまで、”誰が誰だか判らない”という事はなかったんだけど、やっぱり”意味が判らない”、”なぜそうなる?”というところは多数出現した。
しかも、”そもそも”が判らないところが多数なんですよね。
”そもそも”が判らない
ということで、なぜ不評なのか?を個人的にまとめてみた。
竜に意味があったのか?
大げさなオープニングで竜の出現を演出しておいて、ストーリーにはほとんど関係がない。
竜は必要?
重要でないキャラクターを前面に押し出して告知するのはいかがなものか?
なぜ父を殺したのか?
全くストーリーに関係ない。
別に殺さなくて良いし、殺したからどうという事はない。(少なくとも作品の中では)
これまた告知に出すべきでない。
「ゲド戦記」というタイトルは何?
作品中で、「ゲド」という言葉が出たのは1回だけ(気が付いたのは)。
「ゲド」ってハイタカの事よね・・・主人公じゃないし。
結局何だったのか?どうなるのか?
エンディングまで見ても、提起した問題の解決が全然できていない。
”なぜ父を殺したのか?”、”なぜ世界が不安定になっているのか”など、結論が全く描かれていない。
これがネットなどで話題になっているんで、当初からこれを狙っていたとすれば、こりゃもう確信犯だよね。
”あとは想像に任せます”みたいな。
話題とすればアリかもしれないけど、作品としていかがなものかと思ってしまいます。
告知がマズイ
告知は、宣伝がもちろん重要だろうけど、実際に見た人に、告知と実際がかけ離れていたら見た人はがっかりするんじゃないだろうか?
例えば、告知で印象に残るところって言えば、「アレンはなぜ父を殺したのか」と”アレンが鎖に繋がれているシーン」ですよね。
この二つを組み合わせると、「アレンが父殺しで捕まった」と考えるのが普通じゃないですか?
しかし、実際、”父殺し”と”アレンが捕まる”のは全く関係がない。
これは、告知を見て映画を見た人は、”えー!”となっても仕方が無い。
そういう裏切りはマズイんじゃないでしょうか?
結局”つまらない映画”だったか?
ネットでは、アレコレと想像したり、原作を示して”こうですよ”みたいな解説をしたりなど、いろいろ言われていますが、個人的には、”映画とは見るもので、見た後に議論するものではない”また、”議論が必要な映画は不完全”だと思っているので、作品としては全く評価できない。
「満足感」がなく、不完全燃焼なんですよね。
そういう意味では、「つまらない映画」ですよね。
全く納得できない。
では、面白くなかったか?というと、そんなに酷いものではない。
結局、世界とか影とか、細かいことを考えずに、ボーと見ていれば、それなりに面白いんですよね。
一応、闘うシーンなどもあることだし。
なので、あまり、いろいろ考えずにボーと見ることをお勧めします。
まぁ、ジブリが好きな人は全作品を網羅しないと満足しないだろうから、結局見るんでしょうね。