三谷幸喜の映画はとっても好きなので、邦画の中では、けっこう”映画館で”見る方だ。
今回の「記憶にございません!」は、予告編を見て、発想が面白い!実に三谷幸喜らしいと、けっこう期待した。
政治家が、「記憶にない!」と発言するシーンは国会では良く目にする光景。
”あんた、そんなに頭悪いの?”と、そのまま信じる人がいるわけないと思いつつ、”本当に記憶がなくなったらどうなるか?”と考えた・・・ここは凄い!
で、実際に見た感想は?
んー!、”まぁまぁかな”
三谷幸喜なら、もう少し面白くできるのでは?と期待を込めて・・・。
コメディとしてはキッチリ仕上がっていたし、判りやすいストーリー展開で誰もが楽しめる内容だとは思う。
なんだけど、個人的にはもう少し”腹を抱えて笑えるシーンが欲しかった”って事だなぁ。
例えば、”マジック・アワー”なんかは、最初っから最後まで笑いっぱなし!
また、もう少し、スリリングなシーンもあって良いかなと・・・。
要するに刺激が少ないな。
特筆すべきは、”オチ”の部分。
ネタバレになるから全部書けないけど、”あれ?”と思わせといて、”そうきたか!”ってのが、気分爽快だったかな。
感想としては、”現在の政治家の頭に石が当たって欲しい!”ってところですね。
とこで、三谷幸喜がの作品で、特に面白いと思うのは・・・
「THE有頂天ホテル」
「マジック・アワー」
この2作品はダントツに面白い!し、三谷幸喜らしさがよく出ていると思います。
あと、
「清須会議」
「ステキな金縛り」
も、なかなか捨てがたい。
逆に、なんじゃコレ?というような作品もあって、
「ギャラクシー街道」は、コメディなんだろうけど、全然笑えないし、意味もなければオチもない。
予算の関係なのか、チンケなアニメを途中に挟んでお茶を濁すし、最悪の映画でした。
”三谷幸喜も終わったな”と思ったんですが、「記憶にございません!」で少し取り戻したかな。
今後の活躍に期待して ★3つだな。