なかなか視点としては面白いと思った。
前半は、ほぼホラーですね。
まず、透明人間が実在するのかどうか?という事が判らない。(観客も)
オープニングのシーンで既にそうとう怖いので、”しまったホラーか?(実はホラーは苦手)”と後悔したほどでした。
本当に被害妄想で、精神疾患なのか?という展開の中、次々に不思議な事が起こる。
徐々に追いつめられる主人公。
果たして本当に透明人間はいるのか?
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正体が見えてからがまた怖い!
初めて透明人間の存在がハッキリするシーン。
これ、メチャメチャ怖い!
しかし、”ここから反撃か?”と思わせておいて、さらに深刻な事態になっていくんだよねぇ・・。
この辺り普通のアクションとは違う、ホラーっぽさ、最後まで怖い!
けれども、ゴーストやゾンビとは違い、理由や目的がハッキリした展開でもあり、さらにサスペンスのお約束、どんでん返しもあるので、最後まで楽しめました。
透明人間は実在するか?
昔は透明人間の定番と言えば、”薬を使って透明になる”という手法でした。
こちらが僕の知る限り、最も古い透明人間です。
宙に浮いたフォークや包帯巻きの姿など、話題盛りだくさんでしたね。
そして、近代的な映画になったのが、こちら「インビジブル」です。
薬で透明になり、その副作用で狂暴になるという設定は同じですが、映像にリアリティがあるのが特徴です。
薬を注入した先から透明になっていくシーンが衝撃的です。
こういった映画の特徴は、透明化にリアリティを求めるのではなく、”もし透明な人間がいたら?”という仮定を楽しむところでしょうね。
現代の透明化技術
人を透明にする技術は最近すごく進歩しています。
もっとも進んでいるのが、今回の「透明人間」で採用された手法で、カメラで背景を撮影して、その映像を全面のモニターでリアルタイムに表示するというものです。
背景が重なっているので、透明になっているように見えるというわけです。
こういう技術があるのは知っていたのですが、映画に出てくる透明人間は、ただ隠れるだけでなく、格闘までやっちゃうんですよね。
実際のカメラやモニターは、そんなに丈夫じゃなく繊細なものだし、また、電源も必要で発熱するので、とても人間が着られるようなものじゃないんです。
他にも、どらえもんの透明マントなんかも開発されています。
こちらは光の屈折を利用しています。
こういう技術や映画が出てくるってことは、人って、透明になることに憧れみたいなものがあるんでしょうね。
皆が透明になったらつまらないと思いますが・・・