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未知の生物から突然襲われる恐怖!
宇宙からやってきた未知の生物に襲われる恐怖!
古くから「宇宙戦争」「プレデター」、最近では「スカイライン」のシリーズなど、映画としては定番です。
こちらの『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』は、同タイトル「『クワイエット・プレイス』の続編になっています。
現代は、そのまんま「『クワイエット・プレイス PART2』なので、完全に続きという感じです。
前作を見た方が良いか?
自分自身は、前作を見ていなかったので、この映画を見る前にビデオで見てから見ました。
結論から言うと、やはり見た方が楽しめると思います。
実は、前作は、謎の生物の襲撃のため荒廃してしまった世界から始まります。
本作では、襲ってくる初日が描かれるので、ある意味、”何が起こったのか?”は、こちらの方が判りやすいです。
なので、2作目から、あるいは2作目のみ見ても十分楽しめますが、やはりディテール(細かい部分)の演出もあるので、1作目を見てから2作目を見た方が、”なるほど、こうなるのか”と楽しめる部分は多いです。
”音”にこだわっているところが面白い
この映画のポイントは”音を立てたら襲われる”という設定です。
いかに音を立てないか!という点に面白さがあるのです。
音を立てたくないのに、なんと今回は”赤ちゃん”が生まれてしまいます。
赤ちゃんなので当然泣きますよね、さぁどうする?ってのが見どころの一つです。
家族を守るママとスマートな娘の葛藤
もう一つの見どころは、家族を守りたいママと謎の生物と対決する娘の葛藤です。
戦おうとする娘を止めるママ。
ママは、子供達にじっと耐えて欲しいけど、赤ちゃんも守らないといけない。
この辺りの設定も面白いところです。
ミリセント・シモンズの演技が圧巻!
この映画のもう一つの魅力は「ミリセント・シモンズ」の演技です。
前述のママの意向に逆らって謎の生物と戦おうとする役どころで、聴覚障害があって、元々音が聞こえないという設定なのです。
音を頼りに襲ってくる生物と、その音が聞こえない女の子の対決という、なかなか面白い展開が楽しめます。
実は、怖い映画が苦手な自分がこの映画を見てみたいと思ったのは、ミリセント・シモンズが、本当に聴覚障害があるという事を聞いたからです。
音を出せないので、手話で会話するのですが、どうりでこれば上手いはずです。
普通に障害者として出演するならお涙頂戴がお決まりパターンですが、なんと彼女が演じるのは、ホラー映画のヒロインです。
いや、彼女を見るだけでも価値のある作品です。
何で?というシーンも多い
映画を見終わった感想ですが・・
何も考えずに見るなら面白いが、我に返ると、”何で?”というシーンは多いです。
そもそも・・・盲目の生物が音を頼りに襲ってくるなら、逆に音をたくさん出していれば少々の音を出しても気づかれない(そういうシーンもある)し、目が見えなくても超音波やソナーを使えば自由に行動する事ができます。
コウモリは暗闇でも飛ぶし、潜水艦は真っ暗な水中を進むことができます。
盲目のヒーロー「デアデビル」もこの方法で戦います。
なので、設定に無理があるような気がするんですよね。
だから、一旦そういう無理な事は棚に上げて鑑賞する必要はあります。
なんだか似ている映画が多いぞ!
無理な設定はともかく、見ていると、キャラクターだったり、設定だったりが”どこかで見たような”という気持ちになります。
何と言っても、全体的に「エイリアン」に似ています。
謎の生物と戦うという点で既に設定が似ているので、せめてルックスぐらい変えて欲しかった。
全体的にエイリアンに似ているルックスなんだけど、顔の部分は、「ベノム」に似てるんですよね。
で、どっちが恐いかと言うと、圧倒的にエイリアンの方が上です。
エイリアンの場合、口が2重になっているところが、かなり恐怖なのですが、ベノムの口は単に歯が牙のように長くて鋭いという感じで、深海魚のようで宇宙生物っぽくありません。
ストーリーが単純か?
謎の生物と戦う他の映画と比べてどうか?
これを考えると、面白いのは”音を立てたら襲われる”という設定、ここだけです。
その他の設定はかなり地味なんです。
映画に必須のどんでん返しが全くありません。
宇宙人ホラーと言えば「エイリアン」
例えば、前述の「エイリアン」ですが、こちらは、エイリアンと戦う以外に”実は仕組まれた事件”だったという事実。
これが判るシーンの衝撃もまたすごかったです。
そして、エイリアンの成長の過程が刻刻と判ってくるところ。
生体が判るにつれて刻刻と迫る恐怖。
さらに宇宙空間なので、逃げ場がない。船体に穴が開いたら終わり・・・という2重3重のしかけが相当面白いです。
「宇宙では、あなたの叫び声は聞こえない」というフレーズだけでもかなり恐怖ではありませんか?
「エイリアン2」は最高!
「エイリアン2」は、僕が大好きな映画の一つで、なんといってもこの恐怖のエイリアンとリプリーが肉弾戦を繰り広げるラストシーンは、もう、これを超えるものは出てこないのではないかと思うくらいの迫力です。
宇宙船や戦車などの未来平気も相当凝っていて、これだけでもかなり楽しめます。
エイリアン2のキャッチフレーズは、「今度は戦争だ!」って、1作目の恐怖を知っている人なら絶対に見たくなりますよね。
やはり、こちらに比べると、「クワイエット・プレイス」は地味であるとしか言いようがありません。
また、謎の生物の生態をもう少し表現しても良かったのかな?と思います。
リアルな宇宙人の生態を描く「スピーシーズ」
エイリアンもそうですが、「スピーシーズ」なんかも、生物の生態が徐々に判ってくるところが面白いんですよね。
やはり、正直に言うともう一捻り、二捻りぐらいないと印象に残らないのではないでしょうか?
謎の生物の形が一つだけ・・・寂しくないですか?
宇宙人が攻めて来る!恐怖と言えば「宇宙戦争」
”とにかく恐い”という事で筆頭に上げられるのは「宇宙戦争」でしょう。
トム・クルーズが主演したリメイク版はとにかく恐いです。
特に印象に残ったのが、宇宙人と戦う人と無言で戦うシーン。
これ、ちょっと説明が難しいのですが、とにかくハラハラ・ドキドキで、とっても恐いです。
宇宙人の圧倒的な強さが恐い!「スカイライン‐征服-」
もう、宇宙人が強すぎで、人類はどんどん追い詰められていく。
青い光に吸い込まれていく恐怖。
突然襲い掛かってくる巨大ロボット。
もう、メチャクチャ恐いです。
なお、「スカイライン‐征服-」の続編、「スカイライン-逆襲-」「スカイライン-奪還-」は、1作目とはかなり趣が違っていて、恐い要素は全くありませんので注意!