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正直言って、あまり面白い映画ではなかった。
UFOだとか奇跡だとかを演出したいのは判るけど、何もこういう展開でなくても良かったのでは?
物語のメインストーリーはUFOの存在を知らせるために撮影するってところなんだけど、これにあれこれエピソードが付いていて、まぁ印象的なシーンはあるんだけど、全体がぼやけている感じがする。
特に時間が行ったり来たりする演出って意味あるのかなぁ。
なんか”そうだったのか!”感が全く無い”実はこうでした”みたいなシーンは余計だと思う。
同時期にブラッド・ピットの『ブレット・トレイン』を見てるんだけど、こっちも時間が行ったり来たりする。
ところが、こっちには、”実はこうだったのか!へー!”という驚きがあって面白い。
偶然か?必然か?
これこそ偶然なんだけど、『NOPE』と 『ブレット・トレイン』は、どちらも偶然や必然をテーマにしている映画なんだよね。
描き方が全然違うけど、奇跡ってのが本当にあるのか、運が良いとか悪いとか、そんなの本当にあるのか?ってところ。
結果、どちらも”奇跡は引き寄せるもの”という方向に向かっていくんだけど、比較したいのは”面白さ”だな。
『NOPE』の方はハラハラ・ドキドキ感がイマイチなんだよね。
M・ナイト・シャマランの「サイン」っていう映画があるんだけど、なんかこれにそっくりなんだよね。
いまいちUFOの正体が判らず恐さを演出するんだけどダラダラストーリーで全体が良く判らない。
UFOが弱い!
見ていて多少イラっとするのはこれかな。
UFOがなんとなく弱いんだよね。
こんな事で対抗できるっておかしくない?ってシーンが多い。
なんで車やバイクで逃げ切れるのよ?って感じ。
戦闘機やミサイルで闘っても勝てそうに無いのがUFOなんだと思うんだが・・・
最後の最後で納得できないんだよねぇ。
UFOの正体は発想として面白い
唯一、この映画で面白いと感じたのはUFOの正体だな。
これを書くとネタバレになるので書かないからUFOの正体については実際に見たときに”へー!”と思って欲しいな。