アカデミー賞を取るような映画は面白くない!
と決め付けていますし、作品賞を受賞したということで、さっそく見に行った娘は、「面白くない!金返せ!!」と散々の酷評!
さらに、ネットで検索しても、”良い”という感想はあまり見かけない。
”そんなにつまらないのか?”と、逆に恐いもの見たさで、見てきました。(よせば良いのに?笑)
感想・・・そんな、”全然面白くない”なんてことはなかったです、まぁまぁ面白いのでは?
少なくとも、最近で最悪だった「ダークタワー」よりは面白かったです。
ただ、今回はある程度、予備知識があってから見に行ったから良かったのかもしれません。
実は、予告編を見た感じでは、クリーチャーと戦う、かなり恐い映画を想像していました。
酷評を投稿している方々も、多分このようなイメージを持って映画を見たのではないでしょうか?
”恐い”、”ドキドキ”を期待してたのに、恐くはないし、有り得ないストーリーだし、なんじゃこりゃ?と思ってもおかしくないでしょう。
「空海-KU-KAI-美しき王妃の謎」を”歴史物”と思って見てがっかりするのと同じですね。
ちゃんと、ラブストーリーだという事を告知するべきだったでしょうね。
では、絶賛か?というと、そうでもないですね。
やっぱ、どっか冷めてしまう部分があります。
クリーチャーを愛する根拠が良く判らないんですよね。
なんで、こうなるの?という感じです。
言葉を話せない女性が、唯一、意思疎通できる生物ってところからだとは思いますが、やはり無理がある。
例えば、美女と野獣なんかでも、野獣が愛される根拠がちゃんと判るものですが、こちらは少々、そこが弱い気がします。
ペットを愛するのとはわけが違いますよね。
まぁ、そういう突っ込みどころをスルーして、単純にストーリーとノスタルジーな雰囲気を楽しめばよろしいのではないでしょうか?
あと、もう一つ気になる点がひとつ。
悪役が可愛そう過ぎる!ってところです。
本人は一生懸命やっているのに、うまくいかず、お気に入りの新車まで壊され、最後はコテンパンにやられてしまう。
あまりにも可愛そうなんですよね。
あの役どころは必要だったんでしょうか?
ETのように、別れ去っていっても、誰も傷つかないというラストでも良かったのではないかと思います。
似たような映画だなと思うのは、美女と野獣です。
こちらは、安心してみていられるほのぼのストーリーです。
こちらは文句なしに楽しめる E.Tです。