人類と異星人とのファースト・コンタクトを描く映画です。
異星人が伝えるメッセージを解読する。
その目的は、「異星人は何のために地球に来たのか?」これを知るためです。
得てして、この手の社会性を追求する映画は、作り手のエゴが出て、観客のことなんか考えていない独りよがりの作品が多いのですが、「メッセージ」に関しては、ストーリー展開も良く映像も素晴らしい、退屈するところはほとんどない、普通に面白い映画でした。
時空を越えたメッセージを解読して自分自身の事を知る主人公もなかなか感動的でしたよ。
ただ、迫力とかハラハラ・ドキドキのようなアクションは全く無いので、エイリアンが登場するそういう映画を期待する方にはちょっと無理かも。
ただ・・・。
似たような、異星人(エイリアンとのコンタクト)をテーマにした他の映画と比べても”良かった”と言えます。
僕が知っている、この手の映画の最初はスピルバーグ監督の”未知との遭遇」です。
予告編とポスターを見て”恐い映画”だと思ったのですが、実際はものすごく感動しました。
また、同じスピルバーグ監督の「E.T. (字幕版)」も、描き方は違いますが、やはり異星人との交流を描いた映画で、最後は涙・涙の感動でした。
「メッセージ (字幕版)」は、これに勝るとは言いませんが、かなり良かったのは事実です。
ハラハラ・ドキドキはなくても、かなり面白いです。
ぜひ、ごらんになってください。
タイトルがズバリの「コンタクト」という映画もありました。
天文学者のカール・セーガンが原作で話題になり、ジョディ・フォスターが主演という事でワクワクで見に行ったものです。
これも、なかなか面白かったのですが、ストーリーとは関係ないところで”それはないよ”と突っ込みたくなるところがあったんですよね。
まぁ、それでも異星人とのコンタクトのシーンは感動したかなぁ。
この映画の良かったところは、無理にエイリアンを映像化しなかったところですね。
本当に、”こんな感じかな”と思わせてくれました。
逆に、似たような映画で全く面白くなかった、”なんじゃこりゃ”の作品もありました。
最近見た中では、この「インターステラー」が一番つまらなかったです。
とにかく、ストーリーがタラタラと進まない。
相対性理論など全く無視の何じゃこりゃのエンディング。
「メッセージ」や「未知との遭遇」「ET」と違うのは、リアリティを追求するあまり、展開に無理があるというところです。
基本フィクションなんだから、もう少し開き直って、”有り得ない話”にした方が楽しめたと思います。
映画評論では評価の高い作品なだけに、意味が判りません。
これは避けて、他の作品をお勧めします。