”お涙ちょうだい”系の映画は苦手だったんだけど、これは評判が良いので見に行った。
いわゆる「ホロコースト」を題材にした映画と言って良いだろう。
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ドイツ人の市民側から見た戦争という視点が面白い!
一般的な日本人は、”ドイツ人は皆同じ”と思ってないだろうか?
自分はそのように、思っていたかもしれない・・・。
例えば、「シンドラーのリスト」のように、ドイツ人から見たホロコーストの映画もあった。
しかし、この映画は、普通のドイツ市民とホロコーストの関係が描かれているところが面白い。
結局、ドイツの人々も何が正しいのか?迷っていたし、ナチスに従わなければ普通のドイツ人としても生きられなかったってことなんだな。
ラスト、ホロコーストをオカシイと考えていたのにそれを隠し、最後までナチスのために戦う軍人の姿には本当に泣けた。
やはり、戦争はオカシイと考えさせられるシーンだ。
母と子の絆、そしてユダヤ人少女との出会い
隠れて”反ナチス”の運動をしている母と、真逆の”新ナチス”の息子の設定が面白い。
母は、ヒットラーに惹かれる息子に本当の事を言えず、父の事も隠している。
そこに”ユダヤ人少女と”新ナチ少年との出会い”だ。
いったいどうなるんだろう?という展開、そして、徐々に追い詰められてくるナチス・・・
もちろん、反戦争の映画でもあるしホロコーストの問題を提起してはいるんだけれど、映画としても非常に面白かった。
ライフ・イズ・ビューティフルに匹敵!
ホロコーストの映画は多数あるけど、近いのは「ライフ・イズ・ビューティフル」かな。
残酷な日々を重ねながら最後はホッとする・・・そういう”良い映画”だ。
主人公が子供(達)というのも共通して面白い。
父が息子を助けるために、ユダヤ人収用所の過酷な生活を”ゲーム”と言って励まし続けるという映画。
もちろん悲惨なシーンは多いんだけど、最後にホロッとほのぼのした気分になれます。
「シンドラーのリスト」は、ドイツ人実業家が、ユダヤ人を助けるという映画。
ホロコーストを間近に見て、ユダヤ人を救うという決心をするシーンは忘れられません。