もちろん「クィーン」は好きなんだけど、だからと言って、その伝記のような映画を見たいとは思わなかったのですが、本作は、”素晴らしい!”、”感動した”の声を多く聞くので、思い立って見てきました。
結果・・・。
素晴らしい! 感動しました!!
「クィーン」がどうとか、「フレディ・マーキューリー」がどうだったか、などは関係なく、単純に映画として面白いです。
スピーディーな展開、問題を抱えるヒーローの苦悩。
そういった、本来の映画が持つ面白さを本作は持っています。
そして、「クィーン」と「フレディ・マーキュリー」の魅力を、知ってる人も、知らない人にも伝えることに成功していると思います。
とはいえ、やはり「クィーン」のファンにはたまらないシーンもたくさんあります。
特に、”名曲が生まれる瞬間”には、感動すら覚えます。
タイトルの「ボヘミアン・ラプソティ」、そして「WE WILL ROCK YOU」誕生のシーンは、やはりグッときますね。
そしてラストの「ライブ・エイド」のシーン。
もうもう、この感動は見ないと判りません。
本当にライブっぽいんですが、ロケなのかなぁ???
とにかくスゴイです。ぜひ、ごらんください。
「クィーン」を知らない人でも楽しめる映画ですが、やはり知っていた方がさらに楽しめます。
ざっと作品を紹介します。
時間もお金もかからないのが、「グレイテスト ヒッツ」ですね。
きっと聞いた事がある曲ばかりですよ。
「戦慄の王女」
クィーンのデビューアルバムです。
本作にも、このアルバムの制作シーンが登場します。
「シアー・ハート・アタック/III」
恐らく、このアルバムのヒットで日本でも知っている人が増えたのでは?という一枚。
「キラークィーン」が大ヒットしました。
「クィーン」の人気を不動のものとした一枚が「オペラ座の夜」です。
「ボヘミアン・ラプソティ」が収録された最も人気のある「クィーン」らしいアルバムです。
本作とは、関係ないのですが・・・。
元々、個人的には、こういった史実に基づいたストーリーよりはフィクションの方が好きなのですが、”事実は小説より面白い”という事もあって、時々、そういう作品に当たります。
音楽関連で印象に残っている作品を紹介しましよう。
マイケル・ジャクソン「This is It」
本人が亡くなったので、幻の講演となったライブイベント「This is It」のリハーサルの様子を収録したドキュメンタリーです。
”追悼”とかにはならず、明るくまとめ上げているのが印象的です。
「ローズ」
「ジャニス・ジョプリン」をモデルにした映画。
なんといっても「ベット・ミドラー」の演技が印象的でした。
エンディングに流れるテーマ曲「ROSE」が心に残ります。