この映画、良くも悪くも、「ニール・アームストロング」の人生に特化している。
それはそれで映画として成立しているし、”面白い”と感じる人もいるかもしれない。
しかし、”「人類初の月旅行」という大冒険を描いた映画”というには、かなり物足りない。
そういうシーンが少ないんだねぇ。
オープニングは、いきなりアクション・シーンから始まるので、ワクワク・ドキドキの期待が高まった。
なんだけどなぁ。
主人公のニール(ライアン・ゴズリング)が暗いんだよなぁ。
未知の世界に挑むワイルドな人物を想像していただけにちょっとがっかりだ。
実際はどうだったんだろう?
さらに難点は、いよいよ”月に出発”ってところまではしっかり描いているんだけど、その後は、簡単に着くし、着陸するし、帰還のシーンはカットだし・・・
もう少し、ハラハラ・ドキドキの特撮シーンを盛り込めなかったんだろうか?
ただ、救われるのは、”リアリティがスゴイ!”ってところ。
これは「ゼロ・グラビティ」にも匹敵するリアルさだと思った。
真空の無音状態が非常に恐い!
ロケット内部の大騒音から急に静寂が訪れる・・・。
これは特筆物かな。
まぁ、こんかいは、「ニール・アームストロング」という人物にフォーカスした作品ってことで、まぁ、こんなもんでしょ。
次回は、「ファーストマン」ではなくて、「ファースト・ミッション」とかにして、「アポロ計画」そのものにフォーカスした映画ができて欲しいなぁ。
宇宙に挑む!
という映画なら、今のところ「ゼロ・グラビティ」異常にスゴイ映画はないと思う。
とにかく、リアリティが素晴らしい!
こちらをぜひ見て欲しいです。