正直言って、あまり期待していなかった割には面白かった。
”この手”の脱出物は、もう出尽くしたと感じていたし、迷路からの脱出と言えば、「CUBE」以上の作品はなかなか難しいと感じていたところだし・・・。
しかし、実際は、「CUBE」が迷路そのものに挑戦するのに対して、「メイズ・ランナー」の方は、迷路中の道筋を発見するという設定ではないんですよね。
どちらか問う言うと、迷路の謎は本筋とは無関係。
なんてったって、「既に迷路の中は調べつくされている」っていう設定から入るんで驚きでした。
単なるステージの設定んですよね。
という事で、メイズ・ランナーは迷路を抜けるのが使命ではなく、”何か”と闘うというストーリーがメインになってます。
この”何か”を突き止め、戦いを挑む(2作目に続く)って感じです。
なので、「迷路の映画」というよりは、謎を解き戦う映画ですね。
それが判ってからはなかなか楽しめたかなと思います。
また、本作品は最初から3部作であることを公表していて、”続く”みたいなエンディングになってます。
映画の良いところは”一回で完結する”というところだと思うので、これはないよなぁ・・って思うんですが、いかがでしょうか?
また、こういうシリーズ物の場合、”1作目から順番に見るべきか?”というのを聞かれるんですが、この作品に関して私のお勧めは、”順番に見ておいた方が良い”です。
冒頭からから、次回作に繋がると感じさせるシーンが連発です。
人間関係もさらに複雑になってきますから、キャストもしっかり頭に入れておきましょう!
ところで・・・。
敵の正体をチラチラ見せておいて、「次回に続く」というエンディング。
何かに似てるなと思って考えたら、TVドラマの「LOST」ですね。
ジワジワしかストーリーが進まずヤキモキしたのを思い出しました。
一応、シリーズ全巻セットのリンクを張っておきますが、一度見たら先が気になって眠れなくなること必至です。
覚悟してみてください。笑。
「メイズ・ランナー」シリーズの3作目。
「メイズ・ランナー 最後の迷宮」の紹介はコチラです。
>>>「メイズ・ランナー 最後の迷宮」