これだけ見れば十分楽しめると思うんですよ。
でも、これまでいろいろ映画を見てきてる人はどうだろう?
けっこう冷めてしまうんじゃないか?
そりゃ、ハラハラドキドキのストーリーや迫力の映像は素晴らしいよ。
ただ、似てるんだよねぇ。
まず、ストーリーというか設定まで同じなのが、「ロボコップ」
脳だけが人間で体は機械という設定。
なんか聞いたことあるぞ!
そう、まさしく「ロボコップ」
暴騰の4~5分で、この事に気が付いて、のめりこめなかったんだよね。
さらに話が進んでくると、なんだかストーリーまで似てきた。
どこが似ているか?
「ロボコップ」も「ゴースト イン ザ シェル」も、体が機械になって警察として働いている。
ロボットになってからは、人間の体だった頃の記憶を失っているが、徐々に記憶を取り戻していく。
このような展開の中、”頼むから、オチだけは違っていて欲しい」と祈りながら見続けるという展開に。
そして・・・。
キター!! オチまで一緒!!
自分を作った企業(政府とかの組織ではない)に黒幕が存在!!
自分の予想が外れて欲しいと思いながら見た映画は初めてだよ全く。
もうこれはネタバレとかのレベルではない!
見てれば判るし、「ロボコップ」のストーリーをなぞってるだけ!
そして映像!
これはもう、「ブレード・ランナー」以外の何者でもない。
日本風の映像が出てくる細かい演出まで同じ。
まんま、「ブレード・ランナー」
お願いだから、”同じ”のはやめて欲しい。
そしてエンディング!
自分の過去を思い出した主人公が全てを受け入れて、警察官として、さらに活躍する・・・。
同じじゃ~!
救いなのは、「ロボコップ」や「ブレード・ランナー」を見ていない人たちには十分楽しめるという事か?
どちらも昔の映画なので、科学が進化した現在にあっては、やはり古い映画になってしまっている。
それと、ヒロインのスカーレット・ヨハンソンは、映画がどうこう言う前に素晴らしいね。魅力的だね。
正直、これだけでも見る価値はあるかとは思う。
ところで、この映画の原作は、日本の「攻殻機動隊」というアニメらしい。
コチラの方は見たことがないので、ちょこっと検索してみた。
すると・・
案の定、「ゴースト・イン・ザ・シェル」とは全く違う内容になってるようだ。
そして、こっちの方が、かなり面白そう!
どうしても、白人女性のヒロインにしたかったから原作を曲げたのかなぁ?
うーん、どうにも納得できない映画でした。