事実上の「アベンジャーズ・エンドゲーム」の続編だね。
亡きトニースタークの後をスパイダーマンが受け継ぐか?ってのがテーマだ。
実は、「アベンジャーズ・エンドゲーム」もそうだけど、最近のマーベル作品には、少々ウンザリしていた。
当初の作品はヒーローと言っても、”困っている人を助ける”ぐらいのレベルで、これがリアリティと非常識のバランスをうまく保っていたと思うんだよね。
ところが最近のマーベル作品は、迫力を出したいのか、ネタが尽きてきたのか、やたらと敵が大きく強くなり、それに対抗するヒーローは不死身で無敵の絶対的な強さを持っている。
「キャプテン・マーベル」なんか、敵が強すぎてどうしようもないから、”仕方なく”ヒーローの方を無敵にしてしまった感がある。
フィクションなら何でもアリ?
って、安易な展開が許せないわけだ。
でも、まぁ、今回の「スパイダーマン ファー・フロム・ホーム」は、そういう意味では原点に帰ってきた印象がある。
ヒーローの苦悩や成長に焦点があてられていて、非常に好ましい!
さらに、映画の醍醐味だと思っている大どんでん返し!!
この”そうだったのか!”っていう感じは、映画ならではだよね。
”早く見に来て良かった!”と思える瞬間だ。
マーベル作品は、エンドロールの後に、”次回に続く”みたいなオマケ映像が出てくるけど、 「スパイダーマン ファー・フロム・ホーム」 の場合、ここでもどんでん返しが出てくる。
いや、映画はこうでなくっちゃと改めて思い出させてくれた作品です。
ところで、予習関係なんだけど、
ハッキリ言って、これまでのスパイダーマンをチェックするよりは、「アベンジャーズ」のシリーズをチェックしておいた方が良い。
特に、トニースタークが何者か知らないと楽しさ半減だと思うので、要注意だ。
意外と重要なのが「キャプテン・アメリカ/シビル・ウォー」だと思う。
これを知らないとアベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」に繋がらないんだよねぇ。」