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長過ぎ!正直言って前半は不要!
『シェイプ・オブ・ウォーター』のギレルモ・デル・トロ監督という事でけっこう期待したんだけど・・・うーん、イマイチだった。
告知用の予告編は良くできていたと思う。
全体がセピアカラーでノスタルジックで異様な雰囲気が出ていて、なんか不思議な絵ですよね。
”これは!”と思わせる予告編に仕上がっていたと思います。
なんだけどなぁ、期待が大きすぎたのか正直言って半分しか楽しめませんでした。
前半と後半に分かれてしまっている
途中で物語がガラッと変わるんですよね。
で、ストーリーの本筋は後半なんですよ。
なので、前半は最後のオチのための単なる伏線です。
伏線が多数埋め込まれているのでこれを見逃してしまうと後半が楽しめないのですが、その後半までがダラダラのストーリーで物凄く眠くなる。
上映時間は2時間20分らしいのですが、この前半のせいですごく長く感じました。
途中でオチが判ってしまう
そしてここが重要。
「ナイトメア アリー」てってナンなのか?は前半に出てくるんですが、話しの展開でこれがオチなんだってこの時点で判ってしまうんですよね。
ここ、もう一回り伏線をおかないと普通に映画を見ている人はオチが読めてしまうので最後の最後でガッカリって事になってしまいます。
敢えてネタ晴らしはしませんが、知らなくても途中で判ってしまいます。
これはいかがなものか?
それでも後半はやや楽しめる。
それでも”つまらない”とは言い切れないのは、例えば前半と後半の間に休憩があって、後半だけ見るならけっこう面白いかもと思えるからです。
騙しているのは誰か?、最後に笑うのは?みたいなサスペンス要素がふくまれているので、多少ハラハラ・ドキドキはあるんですよ。
絵は確かにすばらしい
それと、特筆するべきはやはり全体の雰囲気ですね。
ここはさすがギレルモ・デル・トロ監督の手腕なんでしょうが、なんともないシーンでも恐怖を感じるような仕掛けが入っています。
とはいえ、やはり全体的にスピード感は欲しいな。
『シェイプ・オブ・ウォーター』がすごく良かったので今後の作品に期待します!