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難解だけど面白い大人の映画
SFアクションというと子供向けのイメージですが、これは大人向けですね。
映像で見せる映画の割にはストーリーが難解でキャスティングも複雑です。
さらにストーリーのバックグラウンドも複雑なので”何故?”がけっこう多いんですよね。
まぁ、原作はすっごく長いらしいので映画にするためにギュッと短縮されているので無理な部分もあるのかもしれません。
だがしかし、ストーリーが複雑な分考えることもあって”大人向け”の映画としては完成されていると思います。
まぁ、カッコイイ宇宙船が飛び回ってレーザービームがさく裂するような映画ではないですね。
全体的に暗いトーンに仕上がっている
ここも大人向きという演出になっていると思うんですが、全体的に”赤っぽさ”が強調された映像になっているのも特徴です。
設定では”惑星デューンにあるスパイスの影響”ということですが、このおかげで全体的に神秘的な雰囲気が演出されているところが素晴らしいところです。
影の主役は”サンドワーム”でしょ!!
スターウォーズなんかでも、巨大な怪物に乗ってるシーンはあるんですが、ここまでストーリーの中心にいるってわけじゃあないですよね。
ただ乗っかるだけでなくバスのように団体様御一行が移動するとは驚きです!
またサンドワームの小さい子供が出てきて惑星デューンとの関係が徐々に判ってくるところも面白いですね。
意外にスゴイのが衣装!
この映画の世界観はなんてったって惑星デューンですが、キャストの衣装もなかなかスゴイものがあります。
特に「ベネ・ゲセリット」の女性たちの衣装はなかなか見ものですよ。
ついでに「ベネ・ゲセリット」って魔女集団みたいなんですが、物語の終盤ですごく出てきますんで、ちゃんと予習しておいた方が良いです。
で、この「ベネ・ゲセリット」なのかどうかが衣装で判るので、複雑なストーリーを理解するのに少し役立っています。
PART3に続く!
ネタバレになるからあまりかけないのですが、”え?ここで??”という終わり方なんですよね。
多分3時間近く上映されたのではないかと思うのですが、それでも短く感じました。
”これから”という感じで終わるので、続きがすごく楽しみです!!
昔の「DUNE/砂の惑星」と比べて
1980年代にこの映画一度公開されていて子供の頃見てるんですよね。
その時の印象は”とにかく暗い映画で恐かった”です。
けっこう残酷なシーンもあったりした覚えがあります。
なのですが、印象的なシーンとして残っているのはワープのシーンです。
本作でも”スパイスを使ってワープする”という事は説明されているのですが、”どうやってワープするか?”というのが出てこないというか、ワープシーンが無いんですよね。
これが不服と言えば不服です!
次回作では”アッと驚く!”ワープシーンを期待しちゃいますよね!!