マーベル映画は、一つのジャンルで「ファンだ」って人はまた違った見方になるかと思うので、そこはさておき、普通に”映画”としてどうなんだ?という話です。
まず、間違いなく面白いです。
ただ、この一本だけ見た人は、”???”でしょうね。
とにかく伏線が多すぎるのではないか?というのが印象です。
次々に、”これは何だっけ?”と思うシーンが出てきます。
しかも、”知ってて当然”という感じで、スルーされてしまうんで、観客はストーリーになかなか付いていけないと思います。
自分は、ほとんどの映画を見ているので、なんとなく判るのですが、なんとなく不親切なイメージが否めません。
また、マーベルに登場するヒーロー自体が強いので、これを集めたアベンジャーズが強くなり過ぎで、敵の方をもっと強くせざるを得ない。
よって、回が進むにつれ、大げさになっていくんだけど、”そろそろ限界でないか?”というか、お腹一杯の印象なんだなぁ。
あと、”正義とは何なのか?”みたいなテーマが根底にあって、けっこう道徳的なところを追求しているんですよね。
これも余計と言えば余計だと思うですよね。
”映画って楽しければそれで良い”と思ってるんで、どうもですね・・・。
やはり戦う映画は、スターウォーズのように、良し悪しをはっきりして、白組・黒組みに色分けするぐらい見やすくしないと、心底楽しめません。
とはいえ・・・
ストーリーを抜きにして、”こいつが悪い”、”こいつが良い”と観客が決め付けて楽しむ分には迫力はあるし映像もスゴイので、面白いし楽しめるのは間違いないと思います。
また、これまでのマーベルのヒーロー物の作品(20作品ぐらいあるらしい)をじっくり見ておくと、もっと楽しめますよ。
僕は、2つ見てなかったなぁ。
せめて、アベンジャーズのシリーズぐらい予習しておくと良いと思います。
アベンジャーズの旧作です。
アベンジャーズ/インフィニティウォーは↓の直後という設定です。
また、ストーリーを知る上で重要なのは、以下のシリーズです。
オープニングが↓これからスタート(もちろんシリーズになってます)
今回(最強の)敵、「サノス」を知るには
やはり、主人公とも言える「アイアンマンことトニー・スターク」を知るには
↑ これ全てシリーズになっていて、何作か見ないと全ては判りません。
さらに、ドクター・ストレンジや、ハルク、ブラックパンサーなど、重要な役どころの映画はたくさんあります。
スパイダーマンが、意外と脇役なんですよねぇ。
とにかく、マーベルのヒーロー物を全て見ると大変なことになるのですが、これを制覇しないと完全には楽しめないように出来ています。
これはもう、マーベルの策略としか言えません。
なのですが、ファンからすると、この”複雑さ”が快感なんでしょうね。
”俺は知ってるぞ”みたいな・・・・。
まぁ、それはそれで、認めてはいるんですよ。