これは期待が大きかっただけに、かなりガッカリな映画でした。
タイトルにも書きましたが、”面白い”と思ったのは、オープニングのグリンデルバルド(ジョニー・デップ)が逃げるところだけ・・・うーん。
まず、話は単純なのに判り難い脚本はどうなんだろうかと思います。
もう少し判りやすく楽しめる内容にしたらどうだったでしょうか?
どんでん返しもあるにはあるんですが、”だから?”といった内容で、これまたがっかり。
さらに”ファンタスティック・ビースト”の魅力が出ていない!
サブ・タイトルの「黒い魔法使いの誕生」の話に終始しているんだよねぇ。
とっても残念でした。
本作を期待したのは、前作の「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」がとても面白かったから。
主人公のニュートが奮闘しているのに、魔法動物がトラブルを連発する。
でも、そのトラブルが思わぬ効果を発揮して、もっと大きな問題を解決する・・・ってこういう展開が良かったんですよねぇ。
今回も、こういう展開が欲しかったなぁ。
それと、最後のクライマックス(であろう)のグリンデルバルドとの決戦のシーン。
単純に、光と光がぶつかり合うだけで、なんの迫力も無い。
この表現方法は、もう使い尽くされたような気がするんですよ。
なんか、普通にアニメですよね。
「カメハメ波!」とか、そういうレベル。涙!
オープニングの方が迫力があるって、どういう事なんでしょ?
うーん・・・・。
実は、「ハリーポッター」のシリーズも、本当に面白いと思ったのは、1作目の「ハリー・ポッターと賢者の石 」だけなんですよ。
その後のシリーズは徐々に面白くなくなって、最終章の2部作なんて、逃げる、暗い、寂しいで、どうしようもない作品になってしまってます。
今回の”ファンタスティック・ビースト」のシリーズがそうならないように祈るばかりです。
救いは、1作目は、どちらも面白いところです。
こちらの方だけ見て満足するのをお勧めします。