「ワンスアポン ア タイム イン ニューヨーク」に続き、ブラッド・ピット主演の映画を見てきました。
まぁ、この手の映画にしては面白かったかな。
”この手の”というのは、まぁ、宇宙まで行って、誰かを救出するとか地球外生命体を捜すとか、けっこうあるパターンだね。
僕が見た中で一番近いのは「ミッション・トゥ・マーズ 」です。
この映画は、火星まで仲間の宇宙飛行士を救出しに行くという内容でしたが、「アド アストラ」は、火星が冥王星に変わったという感じです。
目的地が火星から冥王星に変わったので、飛行距離が遠くなり、よりたくさんの困難が待っているといったところでしょう。
月で紛争まで起こってるというのがウーン、何か、他にエピソードはなかったんかな?
そして、”この手”の映画で必ずこだわっているのが、”映像”ですね。
最後に登場する冥王星の綺麗な事・・・。
逆にこういった”美しさ”が恐怖を生むという演出ですよね。
青くて美しい惑星の恐怖・・・これで思い浮かぶのは、ジョージ・クルーニーの「ソラリス 」です。
神秘的な青が印象的な惑星がジワジワと人間の深層心理に迫ってきます。
ストーリーですが・・・。
誰それを救出する・・・というだけですから、行って帰ってくるだけでは、映画になりません。
そこで、いろいろなエピソードを考えてアレコレとくっ付けるわけですね。
本作品では、月で強奪犯に襲われるというエピソード、火星で宇宙船を乗っ取るというエピソードがメインになってくるかな。
他の同種類の映画同様に救出そのものは、アッサリと終わってしまいます。
まぁ、知的生命体を発見できたか?というのが、この映画の見所ではあるのですが、これは映画を見てからのお楽しみで・・・。
という事で、総合的には映像が美しいのとブラッド・ピットの演技が光ってる点を除けば、いたって普通の映画という感想です。
まぁ、旅先でのハプニングが次々に起こって退屈させない展開なので、面白い方ではないでしょうか?
一つ、惜しいなと思った点が、”月面上の重力”です。
月は、地球に比べて小さいので、重力が小さいはずなんですよね。
ブラピが、普通に歩くのを見て、これはもう一つこだわって欲しかった!
で、他の映画と比べてどうだったか?
「ミッション・トゥ・マーズ 」は、最後の最後でどんでん返しが待っています。
おー、こうなるのか!と、ちょっとした感動があるので、お勧めです。
ただ、旅の途中のハプニングに連続性がないため、ちょっとダラダラした展開かな。
頭とお尻をくっ付けたい!
この手の映画で、記憶が最も古いのが「2001年宇宙の旅 」ですね。
これも映像が綺麗というのが見所の一つになっていて、旅の途中で起こるハプニングは、コンピューターの暴走という内容でした。
このコンピューターの名前「ハル」は流行になりましたよね。
当時は、あまりにリアルなので、”月までロケに行ったのか?”と思った方が多かったそうです。
最後は、生命誕生から進化までを表現しています。
最近、何だコレは?と、がっかりしたのが、「インターステラー」です。
銀河の彼方まで人探しに行くのですが、これがも、相対性理論やワーム・ホールなどの理論を振り回す割にはリアリティのない内容で、最後は、そんなバカな!というオチが付いて終わりました。
けっこう評価が高い映画なんですが、この映画で満足する人は物理が良くわかってないか、リアリティなど問題にしない人でしょうね。
未知の惑星で、津波に遭遇するシーンがあるんですが、深さも水質も判らない惑星の海にいきなり出て、たまたまそこに突然の津波?
発想のレベルが地球並みです。
すいません、ここらあたりで眠くなって後はあまり記憶がありません。
最後は、時間も空間も全く無視の展開で、カンベンしてよ・・・
という内容でした。
すっごく眠くなるので、寝る前に見るには良い映画です。