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全体的に中途半端
「樹海村」は、かなり恐そうだったので、こちらをチョイスしてみてみた。(基本的に恐い映画は苦手なので・・・)
で、感想は「どうも中途半端だな」という印象が否めない。
恐さ、サスペンス要素、そして、映像、全てが”あと少し”何か足りない。
まぁ、「樹海村」のように、怖さを前面に出す映画ではないので、”中途半端な恐怖”は狙っているところで良しとしよう。
問題はサスペンスと映像だ。
特に残念なのは映像!
亡霊に新鮮味がない
やっぱり映画館で見る映画なので、映像はそれなりに期待するよね。
まずは、亡霊の描写がありきたりなのが残念。
除霊シーンも、”どっか手見た事がある映像”の組み合わせなんだよね。
メイクも中途半端だし、煙に包まれるとこなんか、「亜人」に似てるんだよねぇ。
亡霊もゾンビみたいだし・・・。
なんかもっとオリジナリティのある亡霊はできなかったのか???
ハラハラ・ドキドキ感が欲しい!
全体的にストーリー展開がやや遅いかな。
あっと驚くような斬新な展開も少ないし、”この後どうなるの?”という期待も膨らまない。
もう少し、サスペンスの要素も煮詰めて欲しかったなぁ。
ラストが惜しい・・・
あまり書くとネタバレになるので、マズいんだけど、
やっぱりラストに出てくる部屋のセットは、ちょっとどうかと思う。
まぁ、苦労しているのは判るけど、3流アーティストのインテリア作品みたいなセットにライティングを加えて恐さを演出している・・・つもりなんだろうけど、あまりにも手作り感が出過ぎていて”怖さ”も半減してします。
あれは、なんとかならなかったのか?
遊園地のお化け屋敷レベルのライティングはなんとかならなかったのか?
中に浮いている感も欲しかったなぁ・・・。
オチも良く判らない
原作を知らないので何とも言えないけど、”オチ”はあれで良いの?
何がどう解決しているのかさっぱり判らない???
誰か解説して欲しいぐらいだよ・・全く。
休日にゆったり見るなら、まぁまぁかな
とまぁ、あまり評価は高くないんだけど、”すっごく怖い映画は苦手”という人にはまぁまぁ刺激があって良いかも。
夢に出てくるとか、〇〇が恐くなるなんてことがないのは良いかもしれない。
クォリティーで言うと先日見た「ばるぼら」なんかは、すごく丁寧に作られていて、セットやメイクもあえて”マンガチック”にしているところが非常に評価が高い。
同様に邦画なんだけど、やっぱり日本映画の良さと悪さを比べられちゃうよねぇ。
うーん、やっぱ劇場公開の映画なら、もう少しがんばって欲しかった!残念!!