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まぁ、こういう映画は細かい事を考えず単純に楽しめればよろしい
そういう意味では、敵味方の色分けがされていたり、圧倒的に強いヒロインがいたりするところは、普通にアクション映画として正しい。
それなりに楽しい映画になっている。
ツッコミどころは満載なんだけど・・
一つ言えるのは、”そんなわけないだろ!”といったツッコミどころはたくさんあることです。
そういう意味では、1作目の『スカイライン -征服-』よりも『スカイライン -奪還-』に近い作品と言っていい仕上がりです。
『スカイライン -征服-』は、圧倒的に強い敵が突然現れ、とにかく逃げ回ったあげくに征服されてしまうというような、”恐怖”を主体にした映画です。
「エイリアン」に代表されるようなSFホラーと言ってもいいような内容なんですね。
ところが2作目になる『スカイライン -奪還-』は、いきなり路線が変わってきます。
なにが驚いたって、核爆弾でも通用しなかった相手に肉弾戦で戦ったあげく、勝ってしまうという、いやぁ、そんなバカな的な展開は、まぁ、いろいろ考えなければそれなりに楽しめました。
そして3作目の本作品『スカイライン -逆襲-』は、完全に2作目の続編になっています。
そしてさらに”ヒーローアクション”の要素が協調されている雰囲気です。
1作目と2、3作目は、全く違う作品と言っていいでしょう。
判りやすいのは評価できる
前述のように、敵と味方を色分けしているので、どれが敵なのかはっきりしているのは非常に好感が持てる。
また、敵と味方の間を行ったり来たりという感情の変化を色で表すことにも成功していると思う。
しかしまぁ、”色を変えれば相手に気づかれない”という発想は、もうスゴイとしか言いようがない。
戦時中に敵国の旗を掲げていれば気づかれない的な発想ですね。
そんなアナログな発想があるか???・・・でも楽しいね。
迫力の映像、宇宙船のデザインがスゴイ
とは言え、全体的にはこの映画を支持したいんですよね。
とても面白かったと思います。
特に宇宙船の映像がスゴイですね。
あれをデザインした人は天才なんじゃないでしょうか?
ワープのシーンもとても良くできていると思います。
敵の惑星のシーンなんですが、
よくある、岩場なのに歩くところだけ平坦という変な環境なんですが、それでも岩の形は普段目にする物とは違っていて、それなりに”他の惑星”の感じが出ていたと思います。
特に、邦画の『さんかく窓の外側は夜』の残念なセットを見た直後だったので、これに比べたら良くできていたと思います。
やはり金のかけかたが違うのでしょうか?
という事で、映画の面白さは十分あります。
最後にメイキング映像もあって、結局、製作者も”遊び”でこの映画を作っている事が良く判る感じです。
なんか、映画を見た後に、”あのシーンはあり得ないよなぁ!”なんて盛り上がるのも楽しいのではないでしょうか?
あ、くどいようですが『スカイライン -征服-』だけは、メチャメチャ怖い映画になってますんで、気合を入れてみてくださいね。
『宇宙戦争』と比較しても良いぐらい怖い映画です。