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普通に素直に面白いけどなぁ。
この映画に関しては、「マトリックス」のが好きな人ほど受け入れられないという特性があるようだ。
”面白い”、”つまらない”の話題が出てくるとそんな印象を受ける。
正直言って、映画の宣伝を見た限りでは”マトリックス・シリーズのスピンオフ”なんだと思っていた。(そう思っていた人は割と多いみたい)
ところがどっこい、中身はシリーズ3作目「マトリックス・レボリューションズ」の続編で間違いない。
したがってこの映画を理解するためには、前3作を見ておかなければ話にならないわけだ。
なのに前述のように「マトリックス」が好きでたまらない!なんて人には不評なんだな。
なぜか?
これは自分自身も感じたことだけど、「マトリックス・レボリューションズ」があまりにも劇的な終わり方なので、なんだか”え?こうなるの???」とちょっと拍子抜けの部分があるんだな。
ここは作ってる方も無理があることが理解しているみたいにいろんな言い回しが出てくんだけどこれが理屈っぽいというかグダグダなのでかえって話がややこしくなってしまっている。
もはや常人には理解不能なんじゃなかろうか?
これまでのストーリーを理解している人には厳しい展開なのか?
では特に「マトリックス」のファンってわけではない人が見た場合はどうなのか?
これはなかなか面白いのではないかと思う。
例によってマトリックスの世界と現実の世界が入り混じっていて、どっちがどっちが判らない状態だ。
なんだけど、これを深く考えず単純に”綺麗な方がマトリックス”、”汚い方が現実”とシンプルに考えて楽しめばけっこう面白い。
割と凝った脚本でマトリックスと現実の世界を行ったり来たりとなかなか面白いと思った。
そうそう、「マトリックス」のファンって人は、ネオやトリニティの真っ黒ファッションとアクションが大好きでそれを期待している人が多いんですよね。
そこが裏切られるかもしれない。
今回は、ネオがそういう能力を失っていて徐々に取り戻していく・・・とまぁ、1作目に近いストーリーなんだよね。
なので、ネオがそういう状態になるのは割と最後の方なんだなぁ。
これがまたファンをがっかりさせているところだと思う。
それでも「マトリックス」は続くのか?
という事で評価は分かれる今回の『マトリックス レザレクションズ』だけど、エンディングを見る限りではまだまだ続きそうだ。
エンドロールの後にもそういう振りがあるので最後の最後まで席を立たないようにしてくださいね。
次は、真っ黒ファッションでのアクション・シーンが期待できますよ。