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なんか暗い映画だなぁ
もともとスクリーンで公開される「バットマン」は全体的に暗いんだけど、新シリーズが登場するたびにどんどん暗くなってるような気がする。
登場人物、ストーリー、さらにコスチュームまで、どんどん暗くなってくる。
まぁ、”「ジョーカー」が序章”だって宣伝するぐらいだからある程度、そういう路線なんだとは思っていたけど、予想を遥かに上回る暗さだったなぁ。
ストーリーも暗い!
悩めるヒーローってのはまぁ定番だとは思うけど、バットマンは悩みに悩むねぇ。
結局精神論なんだよなぁって思ってしまう。
誰を信用するか?正義は何か?って、ありがちなヒーロー物とは全く違うテーマなんだよね。
登場キャラが暗い
今回の敵になるのは「リドラー」。
バットマンのファンなら御馴染みのキャラだ。
なんだけど・・・これまでのバットマン・ファンが持つ「リドラー」のイメージはこっちじゃないかな?
コメディ俳優の「ジム・キャリー」が演じる「リドラー」。
いや、見た目からして全然違う!
これには驚いたなぁ。
まぁ、どっちも日本で言うところのオタクだけど、まぁ今回の「リドラー」の暗さったらそれこそ「ジョーカー」のレベル。
いかにも大事件を起こしそうな日本的なオタクなんだよねぇ。
アクション・シーンが少ない
今回特徴的なのが、とっても普通の人間っぽい「バットマン」なんだよねぇ。
あまり空を飛ばない(というか落ちる事の方が多い)し、メチャメチャ強いってわけでもない。
乗り物は「バット・モービル」だけでバイクは登場するけど普通だし、バット・ウィングはなし。
むしろキャットウーマンの方がバイクを走らせてるんだよねぇ。
まぁ、アクションシーンが少ないとはいえ、ジワリと盛り上がる戦いのシーンはなかなか見ごたえがあるのは確かだ。
そこは全体が暗いからこその盛り上がりだとは思うけど・・・。
いわゆるヒーロー物ではなく「サスペンス」だと思う
今回の「ザ・バットマン」を見て感じたのは、ヒーローとヴィランが戦うアクション映画ではなくて、むしろ「サスペンス」だという事だな。
次々に事件が発生し犯人は誰だ?!のようなストーリーなんだな。
さらに”本当の悪人は誰?”と問いかけている終わり方も良い。
見終わって、スッキリさわやか!ってわけにはいかないけど、良い映画だと思います。