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アカデミー作品賞に選ばれる作品は面白くない!
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』アカデミー作品賞に選ばれるような映画で面白いものはない!という定説を復活させてしまった。
元々、アカデミー作品賞を受賞するような映画に興味はなかったんだけど、2018年受賞の「シェイプ オブ ウォーター」が思ったほど悪くないというか、まぁまぁ面白かったので翌年の受賞作品「グリーン ブック」も見に行って、これはなかなか面白かったという経緯があります。
なので、アカデミー作品賞も変わったのかな?という感想を持ったものです。
さらにその翌年の2020年の受賞作品「パラサイト」、これがまたけっこう面白い!
面白いのに“深い”というなかなか見ごたえのある作品だった。
ここまでで、”アカデミー作品賞は変わった”と感慨深く感じた物でした。
シェイプ オブ ウォーター
『ノマドランド』でがっかり
前述のように、3年連続で”面白い!”映画がアカデミー作品賞を受賞するようになったので、2021年受賞作品の「ノマドランド」もワクワクしてみにいったものだ。(予告編は全く惹かれなかったけど実は面白いのでは?と考えた)
ところがこれがただ長いだけで全くつまらないとんでもない映画だった。
睡眠導入映画の部類で、まぁ、自然美が美しいなぁ・・・ぐらいの印象しかなかった。
自然美はドキュメンタリー映画だけにしてほしいけどね。
またまた見る気を失うアカデミー作品賞
「ノマドランド」でコケたので、翌年の「CODA」は全く見る気が出てこなかった。
その年、日本映画がノミネートされていたので少し興味はあったんですが・・・
そのノミネートされた日本映画が「ドライブ マイ カー」。
これを自分の周りの映画好きの方々に感想を聞いてみたところ、「ノマドランド」と全く同じ”長いだけで面白くない”と口を揃えて訴えていたんですよね。
なので、もう”アカデミー作品賞を受賞するような映画は見ない”と決めてしまっておりました。
完全に昔の基準に戻ってしまったようです。(つまらない映画しか受賞しない)
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』はアカデミー賞に関係なく見たかった
話は戻って『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』。
実はこの映画は公開前から予告編をみて楽しみにしていた。
単純に面白そうだと思ったんです。
で、見て見たらどうだったか?『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』
まず全く意味が分からん!
単純なストーリーなのに設定が複雑すぎる・・・したがって説明っぽくなって間延びしていてつまらない。
なぜつまらないと感じたのかを考えた結果がこれですね。
とにかく意味不明。
マルチバースを表現したいんだろうけど、どうも判りにくい。
スターウォーズのように白と黒で分けたり、マトリックスのように綺麗と汚いで分けたりするなどの方法はなかったのか?
笑いと取りたいのか真剣なのか判断がつきにくい
マルチバース間を移動する方法も問題だ。
ここで”変な事”をやって笑いを取ろうとしているんだけど、どうにも笑えないし、そもそも意味が判らない。
また移動している表現も古風で新鮮さがない
マルチバースならスパイダーマンか?
「マルチバース」をテーマにした最近の映画で印象に残っているのは『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』ですね。
ストーリーが判りにくいのは「マルチバース」をテーマにした映画に共通しているんですが、「スパイダーマン」に関しては見た目で判りやすく分けているのが好ましいんですよね。
もちろん、意味が分からん見たいな展開はあるんですが、迫力ある映像やテンポよく進むストーリーがカバーしている。
そういうところがあるんだけど、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』に関しては”それすらない”と悲しい仕上がりにになっている。
世界観の違いを役者の演技だけで表現するって・・そりゃ無理だ。
おばちゃんにも判る映画であってほしい
映画って基本的には娯楽だと思うんですよね。
娯楽である以上誰が見ても楽しめる作品でないといけないと思うんです。
例えばたまたま”映画でも見て見ようか”と映画館に入ってきたおばちゃんとか。
僕の後ろの席に、そんなおばちゃん2人組がいたんですが、この2人、映画が終わる否や「意味わからんかったなぁ。つまらんかった」ってまぁ、大声で話してたんですよ。
自分も”つまらない”と感じていたので判るなぁと思ったんですが、やっぱりこれじゃあダメだよねぇ。
そういう買い物ついでに映画を見るような人に響くような映画でなければ映画ファンは増えないんじゃないだろうか?
やっぱりアカデミー作品賞って宣伝すれば、”じゃあ見て見るか”って思うと思うんですよね。
で実際見たらガッカリってそりゃないよ。
ちょっと考えて欲しいなぁ。