「君の名は、」で、感動した後だけに、かなり期待して見に行ったのが悪かったのか?・・・んー、イマイチな結果だった。
正直、前半はかなり眠かった・・・。
なんといっても、全体に”まったり”としたスピード感のなさが決定的だと思う。
その上、何の脈略もなく、いきなり”未来のミライちゃん”が現れるんだよねぇ。
何かこう、特別感が欲しかったなぁ。
もう一つ、”未来ちゃんの魅力が出し切れてない”ってのも痛い。
なんか全体的に”くんちゃん”の映画なんだなぁ。
そして、その”くんちゃん”があくまでも普通なところも、なんだかな。
”くんちゃんがこうだから、ミライちゃんが現れた”って、なんでも良いから理屈が欲しいよね。
あの展開だったら、誰にでも未来の兄弟に会えてしまう。
そりゃあないよね。
ストーリーも単調で、なんとなく始まり、予想通りに終わるという感じでヒネリがないし、申し訳ないけど残念な仕上がりだと思う。
あと、”この手”のアニメにありがちな”音楽”の使い方もちょっとかなぁ・・。
山下達郎の曲自体は良いんだよね。
ただ使いどころがなぁ。
「君の名は、」が絶妙だっただけに比べちゃうよね。
残念!!
と、悪いことばっかり書いても申し訳ないので、”良かった”と思うところも書いておくと・・。
ラスト近くに”未来の東京駅”が出てくるんだけど、この描写は凄かったと思う。
まさに”近未来”を連想させるデザインで、現在の東京駅と被っているところがなかなかニクイ!!
未来の新幹線が登場するシーンなんかは痺れたなぁ。
それと、案内係?のロボット。
これはなかなか印象的な役どころで、なかなか良い味を出している。
エンディングもナンのひねりもなく、普通にそのまま終わるんだけど、やっぱり物足りない。
”そうだったのか!”という何かが欲しいよねぇ。
まぁ、「君の名は、」がいかに素晴らしいかが逆に良く判るアニメだったな。
それと、アニメと言えば、最近感動したのは、「リメンバー・ミー」だな。
こんな作品と比べられたら、大変かなぁ???
実際、面白い映画を一回見てしまうと後の作品はこれ以上を求められるのでなかなか難しいと思うけど、やっぱりがんばって欲しいなって思ってしまうんだよねぇ。