「移動都市/モータル・エンジン」を見た直後だったので、”比較したらかわいそうかな?”と思ったら、なんとなんと、予想を覆す面白さ!
「移動都市」の場合は、”都市”自体が主人公になっていて、「アリータ」は人間(サイボーグ)が主人公・・・と、”迫力という点で、ちょっと弱いんじゃないか?”と勝手に思い込んでいた。
ところがどっこい、早いテンポに物凄い迫力で、大満足だった。
”主人公「アリータ」の目が大きい”という意見が多いようだが、あれはジェームズ・キャメロンの仕掛けの一つだと思う。
本人は、”目力”を強調しているような解説をしているようだけど、個人的には、観客が「アリータ」がサイボーグである事を忘れ、”人間のようだ”と思う一歩手前で引き留める防波堤になっていると思う。
あえて、”人間らしくない”ところを残しているってところだね。
そうでなければ、何が実写で何がCGなのか訳が分からなくなってしまう。
「アリータ」だけは実写でなくアニメーションとして楽しむのがこの映画を観賞するコツじゃないかな?
だからこそ、過激なバトルシーンもどこかマンガチックな要素が残っていてとても好感が持てるんだよね。
あまり「アリータ」に感情移入していしまうと、”面白さ”を楽しめないもんね。
そういう意味でも適度に”マンガみたい”な要素が必要だと思う。
「移動都市/モータル・エンジン」 もそうだけど、こんなに面白い映画なのに、今一つブレイクしていない気がするんだよね。
「グリーン・ブック」も良かったけど、こっちもスゴク良かったよ。
なぜ、皆見ないんだろうね?とてももったいない!
という事で、 「移動都市/モータル・エンジン」 、「アリータ: バトル・エンジェル」と2本続けて、大当たりで、気分が良いので、「アクアマン」を見てみようかと思う。
「アクアマン」は、予告編を見て、イマイチな印象で、見に行ってないんだよねぇ。
意外と面白いかも?
ところで、「アリータ: バトル・エンジェル」に興味がある方にぜひ見ていただきたいのが、やはりジェームズ・キャメロンが監督した「アバター」だ。
現在の3D人気を定着させた作品として有名だよね。
こちらは、迫力の映像に神秘的な美しさが加わって、不思議な映像です。
ぜひ、ご覧になってください。