”面白いか?”、”面白くないか?”と言われたら、まぁ、”面白い”ちゃあ”面白い”んだけどねぇ・・・。
「移動都市/モータル・エンジン」 、「アリータ: バトル・エンジェル」 見た直後だったのがマズかったかな。
比較すると、ちょっと落ちる。
まず、主人公に魅力がないなぁ。
イマイチ、カッコよくないし、そもそも”強くて当たり前”みたいな雰囲気がカンに触る。
なんとなく頼りない感じ(わざとだと思うけど)に覚めてしまって感情移入できない。
「アリータ」が”感情移入しすぎないように”調整しているのとは逆で、もっと観客の感情を引き込む”何か”が必要だったんじゃないかな?
あと、「アクアマン」って、マーベルの「マイティ・ソー」に似てない?
ルックスも似てるけど、ちょいボケのキャラもそっくり。
鉾と槌を持ちかえたら、どっちがどっちか判らん!!
映像も、これ見よがしの”キラキラ感”がどうも納得できない。
あそこまでキラキラしてなくても良いんじゃない?
デザインもありふれてるし、幻想的な雰囲気に欠けている。
テンポも良くない・・・って言うか、それぞれのシーンが飛び過ぎで繋がり感がないんだよね。
あっという間に砂漠だし、あっという間に嵐の中・・・なんでよ?
謎解きの要素を入れたかったんだろうけど、これまた中途半端。
嫌いな映画の一つなんだけど、「 ダ・ヴィンチ・コード 」ジワジワ、ノロノロの展開に似てるんだよねぇ。
絶対、この謎解きのエピソードは必要ないと思うな。
一つだけ、”ここは面白い”と思ったのが”イタリア・シチリア”でのバトル・シーン。
MIシリーズに似たような感じの屋根の上バトルで、けっこうここはハラハラドキドキで良かった。
ま、スゴイと思ったのはココだけだけど・・・。
全体的には”まぁまぁ面白い”というのは認めるけど、納得できないのは、
「移動都市/モータル・エンジン」 、「アリータ: バトル・エンジェル」 よりもロング・ランになっているところ。
比較すると、了作品の足元ぐらいにしか及んでないと思うんだけど、なんでじゃろ?
やっぱり”DC”だからとしか思えない。
映画のヒットもブランドなのかねぇ・・・・