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そこまで泣ける映画ではないけど良かった。
”泣きたい”人にはちょっと物足らないかもしれないけど、なかなか良い映画だと思いました。
タイトルがなんだか”泣かせる映画風”じゃないですか?
なので、最愛の人の死に立ち会って悲しい・・・命を大事にしよう!みたいな映画だと思ってたんですよね。
でも、ちょっと違うんですよね・・そこが良かった。
人間ドラマではあるんだけど、どっちかというと社会性の強い映画ですね。
人はどう生きて死ぬべきか?
実は、私の知り合いにも、この映画の「まほろば診療所」のような末期療養に携わる方がいて、時々話しを聞かせていただいているのですが、実はピンときていなかったんです。
ところがこの映画を見て、「あ、末期療養とはこういう事か」と少し理解できたような気がします。
特に、自分の命をどうするか自分で決められないという現実の日本において、深刻な問題になっているんだなという事を実感させられます。
楽になりたいという患者さんを責める事ができるか?
また、希望を叶えてあげたいと思う家族を責めることができるか?
いや、なかなか深い映画で、見た後もなお余韻が残る作品でした。
”泣ける”というよりは”考える”映画だと思います。
なかなか良かったのでぜひごらんになってください。